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バッハ :フーガ BWV 948 ニ短調

Bach, Johann Sebastian:Fuge d-moll BWV 948

作品概要

作曲年:1709年 
出版年:1843年 
初出版社:Peters
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:フーガ
総演奏時間:4分30秒

解説 (1)

執筆者 : 朝山 奈津子 (263文字)

更新日:2007年10月1日
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2声のカノンで始まり、13小節(ほぼ見開き2ページ)に渡る華麗なカデンツァに終わる作品。主題は前半が八分音符、後半が坦々と進む十六分音符から成り、全体は主題から導かれる動機によって展開される。調的な冒険が随所に見られ、とくに終結部では模続進行によって五度圏を一巡する。

この曲は、現在では疑作とされている。その根拠は、対位法や転調のぎこちなさ、演奏不可能なペダル声部、いささか唐突な終結部の走句など、様式上の判断による。しかし、非常に多くの筆写譜で伝えられており、バッハに近い場所で成立し、実践の中で伝承されたことは間違いない。

執筆者: 朝山 奈津子
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