作品概要
解説 (1)
執筆者 : 齊藤 紀子
(298 文字)
更新日:2007年10月1日
[開く]
執筆者 : 齊藤 紀子 (298 文字)
更新日:2007年10月1日
[開く]
1886年に作曲され、翌年にアメル社より出版された。作曲家のエルネスト・ショーソンの夫人に捧げられている。フォーレは、画家のルノワールの計らいでショーソン夫妻と知り合った。フォーレとショーソンには、1880年代に共にヴァーグナーに傾倒したこと、ヴァーグナーの作品を聴くためにしばしばドイツやスイスへ旅に出たこと、国民音楽協会の同志であること、といった共通点がある。
アッレグレットの変イ長調で書かれたこの舟歌は、第1番の舟歌と同様に、フォーレの作品の中では比較的簡素な構成をとっている。とは言え、中間部において意表をつくような転調が繰り返され、増5度の音程が多用されていることを特筆すべきであろう。
執筆者:
齊藤 紀子
ピティナ&提携チャンネル動画(0件)
現在視聴できる動画はありません。
楽譜
楽譜一覧 (3)

フォーレ バルカロールとアムプロムプチュ FAURE
(株)全音楽譜出版社
(株)全音楽譜出版社

ドレミ・クラヴィア・アルバム フォーレ・ピアノ名曲集<舟歌>
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ドレミ楽譜出版社

GYP00074101 フォーレ ノクターンと舟歌集
ドーヴァー社
ドーヴァー社