ドビュッシー :夢(夢想)
Debussy, Claude Achille:Rêverie
執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (291文字)
絵画における印象派の作品と同様に、ドビュッシーの作品の多く は、音によって「光と影」や「色彩」を表現しようとしています。彼は、17世紀後半からロマン派にかけて発展した機能和声、調性の枠を超えた自由なハーモニーや旋法を用いることによって独自の表現に成功しました。 この「夢」は、1890年に作曲された、ドビュッシーのピアノ曲としては比較的初期のものですが、タイトル通りファンタジックなハーモニーにつつまれた美しいメロディーと、フェードアウトするような終わり方がとても印象的な小品です。またこの作品は、その美しさからこれまでにジャズやムード音楽にも編曲され、様々な形で親しまれています。
全音楽譜出版社:「なんか弾いて」と言われた時にサラッと弾きたいこの名曲!〈うるうる編〉 20. 夢想 (原曲: C.ドビュッシー)
夢(夢想)