出版年:1807年
初出版社:Alphonse Leduc
献呈先:Charles Simon Catel
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:18分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
執筆者 : 金澤 攝 (251文字)
更新日:2010年1月1日
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1810年代半ばの作と考えられる。ベートーヴェンに続く世代のピアニスト=コンポーザーたち、即ちクラーマー、フンメル、フィールド、クーラウ、カルクブレンナー、ツェルニー、モシェレスといった人たちはピアノの機能性の開発と軌を一にして活動したが、この世代のフランス音楽は未だほとんど知られていない。それを象徴するのがヅィメルマンであり、洗練された独自のピアニズム、自在なフォルム感が認められよう。現在確認できる唯一のソナタである。カテル(Charles Simon Catel, 1773-1830)に献呈。