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フォーレ :組曲「ドリー」 Op.56

Faure, Gabriel:Dolly Op.56

作品概要

作曲年:1894年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:15分00秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (1034文字)

更新日:2007年10月1日
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作品のタイトルの《ドリー》とは、作曲当時フォーレが親しくしていたバルダック家の幼い娘エレーヌの愛称であり、この曲集は彼女の誕生日を祝って毎年1曲ずつ書き上げられていった。全曲が3部形式で書かれている。

第1曲目の<子守唄>は、1893年に作曲され、その翌年に単独で出版されている。アッレグレット・モデラートのホ長調で4分の2拍子。中間部ではハ長調に転ずる。

第2曲目の<ミ・ア・ウ>は、1894年6月20日の日付が付されている。アレグロ・ヴィーヴォのヘ長調、4分の3拍子。軽やかさと愛らしさを兼ね備えたリズムが特徴的である。

この曲のタイトルをめぐって、次のようなことが言われている。曲集を贈られたエレーヌには、ラウルという名の兄がいた。しかし、まだ舌のよく回らないエレーヌが呼ぶと「メッスュ・アウル(ムッシュー・アウル)」となってしまう。フォーレは、この誤った発音をそのままタイトルとして付した。しかし、出版社のアメル社が、現在のタイトルに変更したとされている。

第3曲目の<ドリーの庭>は、1895年1月1日の日付が付されている。アンダンティーノのホ長調で4分の3拍子。メロディーが印象深い。

第4曲目の<キッティ・ワルツ>は、1896年6月20日の日付が付されている。テンポ・ディ・ヴァルスの変ホ長調。時折挿入される上昇音型が際立っている。

この曲も、本来は<ケッティ・ワルツ>というタイトルであった。ケッティとは、前述のエレーヌの兄、ラウルの飼っていた犬の名である。従って、タイトルに反して、この曲集には本来、猫が一匹も存在しなかったこととなる。

第5曲目の<優しさ>は、1896年に作曲された。アンダンテの変ニ長調で4分の3拍子。冒頭4小節のメロディーの臨時記号を用いた記譜が巧妙である。

第6曲目の<スペインの舞曲>の作曲年は、1897年とも1896年とも言われている。アレグロのヘ長調で8分の3拍子。活き活きとしたリズムが特徴的である。

曲集全体は、1897年にアメル社から出版され、翌年、パリでエドワール・リスラーとアルフレッド・コルトーにより初演された(コルトーは、この曲集をピアノ・ソロのために編曲している)。

尚、この《ドリー》は、ドビュッシーの《子供の領分》と並べて評価されることがある。このことは、エレーヌの母親のエンマが後のドビュッシー夫人となり、その子供シューシューのために作曲された作品が《子供の領分》であるため、ある意味で文字通りの姉妹作品となっている。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (6)

子守歌  Op.56-1

総演奏時間:2分30秒  Toka コンペ課題曲:連弾中級B Toka ステップレベル:発展4

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ミーアーウー  Op.56-2

総演奏時間:2分00秒  Toka コンペ課題曲:連弾中級B

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ドリーの庭 Op.56-3

総演奏時間:2分30秒  Toka コンペ課題曲:連弾中級B

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キティ・ワルツ Op.56-4

総演奏時間:2分30秒  Toka コンペ課題曲:連弾中級B

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かわいらしさ Op.56-5

総演奏時間:3分30秒 

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スペイン風の踊り Op.56-6

総演奏時間:2分00秒  Toka コンペ課題曲:連弾中級B

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