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メンデルスゾーン :華麗なロンド Op.29 O 10 変ホ長調

Mendelssohn, Felix:Rondo brillant Es-Dur Op.29 O 10

作品概要

作曲年:1833年 
出版年:1834年 
初出版社:London
献呈先:Ignaz Moscheles
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:ロンド
総演奏時間:10分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (439文字)

更新日:2007年10月1日
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ピアノと管弦楽のための作品ではあるが、全体的にピアノが中心となっており、管弦楽は副次的な役割に徹している。《華麗なカプリッチョ ロ長調 作品22》と同様に単一楽章で構成されている。メンデルスゾーンの師であり、友人でもあるピアニスト、モシュレスの依頼をうけて、1834年作曲を完成させた。

はげしく動くオクターブや、休みなくかけめぐるアルペッジョなど、タイトル通り、ピアノの演奏効果があがるような、“華麗な”作品である。プレスト、8分の6拍子。

管弦楽によるファンファーレの序奏で勢いをつけて、ピアノのロンド主題がリズミカルに現れる。この主題を管弦楽が繰り返す。続いてピアノが経過的な句を奏し、それに管弦楽が間の手をいれながら、テンポよく曲が進む。変ロ長調で、いくらか穏やかな雰囲気をもった副主題が現れる。これが華やかな展開をみせた後、再びピアノに主要主題が現れる。これがさらに展開され、続いて副主題が再現される。最後は主要主題による華々しいクライマックスを形成し、堂々と曲を閉じる。

執筆者: 和田 真由子