ムソルグスキー 1839-1881 Mussorgsky, Modest Petrovich
解説:齊藤 紀子 (612文字)
更新日:2008年8月1日
解説:齊藤 紀子 (612文字)
ロシアの作曲家。バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディンと共にロシア国民楽派の「五人組」に名を連ねている。ピアノ作品では、《展覧会の絵》がよく知られている。
古い貴族の家系に生まれ、父親は官吏を務めていた。4人兄弟の末っ子である。幼少の頃から母親にピアノの手ほどきを受け、リストやフィールドの作品を弾いていた。10歳の時に家族と共にペテルブルクに移り、ヘンゼルト(ドイツのピアニスト)やアントン・ゲルケ(フィールドやカルクブレンナー、モニューシュコらに師事したピアニスト)にピアノを学んだ。ロシアの貴族は軍人か官僚になるという当時の慣習に則り、ムソルグスキーも士官学校に入学した。作曲理論は学んでいないが、この頃から作曲を始めている。また、ボロディンやキュイ、バラキレフ、さらには理論家のスタソフと知り合ったのもこの頃のことである。
1850年代の後半に、ムソルグスキーは作曲に専念することを決意し、軍役から身を退いた。1861年の農奴解放を迎えると、領地管理で生計を立てていた地主貴族のムソルグスキー家は経済的な打撃を受けた。これに伴い、生活のために官吏を務め始めている。ムソルグスキーは、同じ人間としての共感を農民に対しても抱いており、バラキレフがペテルブルクに設立した無料の音楽学校を支援した。官吏を務めながら作曲をするという生活は10数年続き、この間にかねてからの飲酒癖が悪化して寿命を早めることとなった。
作品(21)
ピアノ独奏曲 (9)
スケルツォ (3)
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曲集・小品集 (2)
性格小品 (6)
ピアノ合奏曲 (2)
その他 (1)
オペラ (2)
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