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ブラームス :7つの幻想曲集 Op.116

Brahms, Johannes:7 Fantasien Op.116

作品概要

作曲年:1892年 
出版年:1892年 
初出版社:Simrock
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:幻想曲
総演奏時間:23分30秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (835文字)

更新日:2007年8月1日
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3つの奇想曲と、4つの間奏曲からなる。奇想曲は、情熱的な性格をもち、間奏曲は夢想的な性格をもっている。

当時ブラームスは59歳、《作品116》は、晩年になってはじめての小品集である。特に《作品116》~《作品119》は、ブラームスの集大成ともいえる傑作群になっている。

1892年に作曲された。多くが、三部形式の、簡素でわかりやすい形でかかれている。

しかしながら、その作曲技巧はより洗練され、精巧なものになっている。

霊感をたたえつつも、晩年の孤独感、諦観を感じさせる作品が多い。

「幻想曲」というタイトルは、特に深い意味はなく、形式にとらわれないという、自由な意味で用いられていると考えてよいだろう。

1.奇想曲 ニ短調 / Nr.1 "Capriccio"

プレスト・エネルジーコ エチュード風の作品。

2.間奏曲 イ短調 / Nr.2 "Intermezzo"

アンダンテ 幻想的な雰囲気をもつ。三部形式。

3.奇想曲 ト短調 / Nr.3 "Capriccio"

アレグロ・パッショナート  情熱的な第一部と、荘重な中間部が対比をなしている。また3つの動機がたくみに用いられ、曲の統一感をつくりあげている。この曲は、ブラームスの晩年の技巧をよく示していることで有名である。

4.間奏曲 ホ長調 / Nr.4 "Intermezzo"

アダージョ 夜想曲風の作品。冒頭の、断片的な2つの動機が意義深い。

5.間奏曲 ホ短調 / Nr.5 "Intermezzo"

アンダンテ・コン・グラツィア・エディンティミッシモ・センティメント

和声的な工夫や対位法がみられる。強拍に音をおかないことにより、独特の雰囲気をうみだしている。

6.間奏曲 ホ長調 / Nr.6 "Intermezzo"

アンダンティーノ・テネラメンテ 対位法的部分と、無言歌風の部分からなる。優しい雰囲気をもった曲。

7.奇想曲 ニ短調 / Nr.7 "Capriccio"

アレグロ・アジタート 右手と左手が逆に進行し、印象的である。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (7)

第1番 奇想曲 Op.116-1

調:ニ短調  総演奏時間:3分00秒 

楽譜(0)

第2番 間奏曲 Op.116-2

調:イ短調  総演奏時間:3分30秒 

楽譜(0)

第3番 奇想曲 Op.116-3

調:ト短調  総演奏時間:3分30秒 

楽譜(0)

第4番 間奏曲 Op.116-4

調:ホ長調  総演奏時間:4分30秒 

楽譜(0)

第5番 間奏曲 Op.116-5

調:ホ短調  総演奏時間:3分00秒 

楽譜(0)

第6番 間奏曲 Op.116-6

調:ホ長調  総演奏時間:3分30秒 

楽譜(0)

第7番 奇想曲 Op.116-7

調:ニ短調  総演奏時間:2分30秒 

楽譜(0)

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