作品概要
解説 (2)
            
            
              
                
                  解説 : 山本 奈央
                  (328 文字)
                
              
              
                更新日:2023年7月10日
              
              
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            解説 : 山本 奈央 (328 文字)
                更新日:2023年7月10日
              
              
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            1889年、スクリャービンが17歳の時に作曲され、モニゲッティ家に献呈された作品である。《幻想ソナタ》嬰ト短調(1886)、《マズルカ》ロ短調(どちらもオルガ・モニゲッティに捧げられた)と並んで献呈された。オルガ・モニゲッティの父親は医者であり、陸軍幼年学校の校医としても務めていた。《アルバムの綴り》というタイトルの作品は他に遺作の《アルバムの綴り》嬰ヘ長調(1900)や作品45-1、作品58などがあるが、どれも短い作品でまとめられている。本作品は、終始穏やかなフレーズが続く作品であるが、三連符のメロディーと左手の8分音符によるポリリズムを含んだ書法に、ppppによる急激なダイナミクスなど、スクリャービンが度々使用するモティーフが組み込まれている。
                  執筆者:
                  山本 奈央
                
            
          
            
            
              
                
                  演奏のヒント : 山本 奈央
                  (149 文字)
                
              
              
                更新日:2023年7月10日
              
              
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            演奏のヒント : 山本 奈央 (149 文字)
                更新日:2023年7月10日
              
              
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            【演奏のヒント】
3声による作品で旋律は一番上の音、左手が伴奏部となっています。左手の伴奏はペダルを使うなどして途切れないようにしましょう。また左手は基本的には強調しませんが、第6小節目3拍目のGesなどは少し響かせると、第7小節目からのハ長調への転調を予期させる音なので意識して弾いてみてください。
                  執筆者:
                  山本 奈央
                
            
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