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シューマン :フモレスケ  Op.20 変ロ長調

Schumann, Robert:Humoreske B-Dur Op.20

作品概要

作曲年:1838年 
出版年:1839年 
初出版社:Mechetti
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:28分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (682文字)

更新日:2007年7月1日
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シューマンのピアノ曲の中でも優れた作品の一つとされる。1838年から1839年にかけてのウィーン滞在中に書かれた。「アラベスク」作品十八や、「花の曲」作品十九もこの頃の作品である。

フモレスク(フモレスケ)とは、喜び、悲しみ、笑い、涙など、様々な感情が交差したような状態を言い、シューマン自身は、「ドイツ人に特有な〈情緒的と知的とのたくみな融合〉」と言っている。

この曲は、多くの部分からなるが、切れ目なく演奏され、その中で次々と気分を変化させていく。大きくは5つの部分にわかれている。

第一部分:

変ロ長調、四分の四拍子「単純に」ではじまる。次第に速度をはやめ、四分の二拍子、「非常に早くて軽く」、気分を高揚させる。2番目の楽想、冒頭の楽想へと移行するにつれて曲は静まっていき、四分の二拍子で終わる。

第二部分:

ト短調。四分の二拍子、「性急に」はじまり、内声を出してすすむ。「速度をはずし   たように」高音が軽快にすすむ。「次第に早く」、「どんどん強烈に」なるが、まもなく弱まり、変ロ長調のアダージョに達する。

第三部分:

「単純にかつやさしく」奏される、アリアのようなメロディが魅力的である。対位法的な書法がもちいられ、まもなく、切迫した中間部がある。そののち、再び初めの旋律にもどる。

第四部:

変ロ長調、「親密に」うたわれる短い楽想が繰り返され、第五部につながれる。

第五部:

ト短調、変ロ長調を揺れ動くように、変化に富んだ展開をしめす。「非常に活発に」演奏され、ストレットで緊迫させたあと、「いくらかの壮麗さをもって」演奏する。変ロ長調の曲で「情緒的と機知的の融合」になる。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (5)

第1番 Op.20-1

調:変ロ長調  総演奏時間:6分30秒 

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第2番 Op.20-2

調:ト短調  総演奏時間:4分00秒 

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第3番 Op.20-3

調:ト短調  総演奏時間:4分30秒 

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第4番 Op.20-4

調:変ロ長調  総演奏時間:3分30秒 

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Op.20

総演奏時間:9分30秒 

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