シューマン :花の曲 Op.19 変ニ長調
Schumann, Robert:Blumenstücke Des-Dur Op.19
執筆者 : 和田 真由子 (262文字)
1838年から1839年にかけてのウィーン滞在中に書かれた。「アラベスク」作品十八や、「フモレスケ」作品二〇もこの頃の作品である。ウィーンのビーダーマイヤーの画家たちが好んで描いた花たちを題材とした、叙情的な作品。シューマン自身がローマ数字で番号をつけた5つの楽想の連結によって成っている。
第一楽想 変ニ長調(軽い動きで)
第二楽想 変イ長調(ほんのちょっと遅く)
第三楽想 変ニ長調
第四楽想 変ニ長調
第五楽想 変ホ短調(いきいきと)
構成を図式化すると、I-II-III-II-IV-V-II-IV-II-コーダ、となっている。
花の曲 変ニ長調
花の曲 Op.19
楽譜 【ミュッセ】Breitkopf & Hartel 編集・校訂:ヴィルヘルム・ケンプ 掲載楽譜:Robert Schumann Blumenstück Des-dur für Klavier zu zwei Händen op.19
楽譜 【ミュッセ】Peters 編集・校訂:Rowley, Alec 掲載楽譜:Schumann The easiest original pieces
楽譜 【ミュッセ】Peters 編集・校訂:Köhler, Hans Joachim 掲載楽譜:Schumann Arabeske Op.18 / Blumenstück Op.19 (Urtext)