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シューマン :交響的練習曲 Op.13

Schumann, Robert:Etudes symphoniques Op.13

作品概要

作曲年:1834年 
出版年:1837年 
初出版社:Haslinger
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:33分00秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (325文字)

更新日:2010年1月1日
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主題と12の変奏から成っており、練習曲というよりは全体でひとつの壮大なスケールを持つ作品。ピアノは一楽器であるにとどまらない豊かな響きを出す、というシューマンのピアノに対する思いが「交響的」という名前に表れている。この作品によって主題と変容の華麗な展開に成功し、彼の作曲語法を深めることになった。 この作曲を始めた1834年には「謝肉祭」が創作されており、標題のもとに派生する作品といったスタイルを確立した頃である。

演奏者に高い技巧を要求し、かつ単一のテーマを徐々に深め、織り成してゆく力強さがもとめられる。一方聴衆にとっては、一作品としては長大であるにもかかわらず、次々と現れる12の変奏がどんどん層を重ねていく様子に、思わず入り込んでしまう一曲。