シューマン :アレグロ Op.8 ロ短調
Schumann, Robert:Allegro h-moll Op.8
執筆者 : 和田 真由子 (233文字)
1830年、シューマンはパガニーニの演奏を聴き深い感銘をうけた。それをきっかけにヴィルティオーゾへの道を志し、20歳にしてようやく専門的に音楽の勉強を始めた。この頃「アベック変奏曲」と「トッカータ」がかきあげられている。
作品八の「アレグロ」は、この翌年1831年に作曲されている。当初、この曲をソナタの第一楽章として作曲しはじめたといわれている。かなり自由な形ではあるが、古典的なソナタ形式にならって書かれている。
エルネスティーネ・フォン・フリッケン嬢に献呈された。
アレグロ ロ短調