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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調

Schubert, Franz:Sonate für Klavier Nr.20 A-Dur D 959

作品概要

作曲年:1828年 
出版年:1839年 
初出版社:Diabelli
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:42分00秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (662文字)

更新日:2007年7月1日
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シューベルトのピアノ・ソナタの中でも1,2を争う人気の作品。死のわずか2ヶ月前、シューベルトが体調をくずしながらも一気に書き上げた3つのピアノ・ソナタの2作目にあたる。10年後の1838年に、ディアベリ社から「シューベルト最後の作品。3つの大ソナタ」として、第19、21番と共に出版された。献呈はシューマン(第19番の解説参照)。

随所に朗々とした歌のような主題が散りばめられた非常に美しい作品である一方で、死期を悟っているかのような感情的な激しさをも内包している。こうした危ういバランスがこの作品の魅力のひとつとなっているのかもしれない。

第1楽章:アレグロ、イ長調、4/4拍子。ソナタ形式。力強い和音と躍動感のある付点リズムで堂々と始まる。展開部は素朴な第2主題を素材として、急き込むような切迫感のある展開をみせる。

第2楽章:アンダンティーノ、嬰ヘ短調、3/8拍子。三部形式。第2部の経過的な激しいパッセージを、バルカローレの主題から成る緩やかな部分が挟み込んでいる。

第3楽章:スケルツォ。アレグロ・ヴィヴァーチェ、イ長調、3/4拍子。スタッカートのリズムが活きた刺激的なスケルツォ楽章。

第4楽章:ロンド。アレグレット、イ長調、4/4拍子。ロンド・ソナタ形式。非常に親しみやすい冒頭主題は、シューベルト自身のピアノ・ソナタ第4番の緩徐楽章から転用されたもの。ロンドではあるが、エピソードの挿入よりも、むしろこの主題を中心的に提示することに主眼が置かれている。シューベルトにとって、それだけの価値をもった主題であったのだろう。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等

第1楽章 D 959 第1楽章

総演奏時間:15分30秒 

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第2楽章 D 959 第2楽章

総演奏時間:8分30秒 

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第3楽章 D 959 第3楽章

総演奏時間:5分30秒 

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第4楽章 D 959 第4楽章

総演奏時間:12分30秒 

解説(0)

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