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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番「幻想」ト長調

Schubert, Franz:Sonate für Klavier Nr.18 'Fantasie' G-Dur D 894

作品概要

作曲年:1826年 
出版年:1827年 
初出版社:Haslinger
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:40分30秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (565文字)

更新日:2007年6月1日
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批評家としても名高いシューマンが「形式的にも精神的にも完璧である」といって絶賛した傑作である。現在でも、シューベルトの最もすぐれたソナタのひとつとして認識されている。作曲の翌年、ハスリンガー社から「幻想曲、アンダンテ、メヌエット、アレグレット」という4つの小品として出版され、シューベルトの生前に出版できた最後のピアノ・ソナタとなった。献呈は友人のJ・シュパウン。幻想曲が非常に美しい仕上がりを見せる一方、舞曲を多く作曲してきたシューベルトだけに、舞曲リズムを生かした楽章も魅力的な作品である。

第1楽章:モルト・モデラート・エ・カンタービレ、ト長調、12/8拍子。叙情的で黙想的な楽章。ソナタ形式であるが、その名のとおり幻想的に、祈りのような歌が展開されてゆく。

第2楽章:アンダンテ、ニ長調、3/8拍子。ゆったりとしたアンダンテにふさわしい主題と、鋭く厳しい雰囲気をもつ主題から成る。

第3楽章:メヌエット。アレグロ・モデラート、ロ短調、3/4拍子。地を踏み鳴らすような力強さをみせるメヌエット部と、可憐な雰囲気のトリオ部から成る。メヌエットというよりは、むしろレントラー(3拍子の民俗的舞曲)に近いかもしれない。

第4楽章:アレグレット、ト長調、4/4拍子。素朴なロンド主題は、ポルカを思わせる。舞曲のように軽快で愉快な楽章である。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等

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