作品概要
解説 (1)
執筆者 : 塚田 花恵
(394 文字)
更新日:2010年4月1日
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執筆者 : 塚田 花恵 (394 文字)
更新日:2010年4月1日
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【作曲】1821年
【初版】1901年にワルシャワ(出版社:Gebethner & Wolff)で出版
ショパンが11歳の時の作品である。1821年4月に、ショパンの最初のピアノの先生であるヴォイチェフ・ジヴニーに献呈された。チェコ生まれの音楽家ジヴニーは、18世紀のドイツ音楽を好み、幼いショパンにバッハ、ハイドン、モーツァルトのピアノ作品を教えた。
前の2作のポロネーズから4年後の作品で、オギンスキ風の単純な舞曲のスタイルを脱し、ピアノのテクニックを披露するようなサロン用作品になっている。構造はA(1-38小節)-B(39-59小節)-A(1-38小節)の複合三部形式で、Aの部分は三部に分けられる。Bのトリオの部分に現れる右手の音型は、フンメルのポロネーズで用いられているパッセージと類似している。ショパンが、この当時の最先端のヴィルトゥオーソの語法を吸収していたことが窺い知れよう。
執筆者:
塚田 花恵
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