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ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲ヘ長調

Beethoven, Ludwig van:6 Variationen über ein eigenes Thema F-Dur Op.34

作品概要

作曲年:1802年 
出版年:1803年 
初出版社:Breitkopf & Härtel
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:変奏曲
総演奏時間:14分00秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (367文字)

更新日:2007年2月1日
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当時の変奏曲の多くが、聴衆にとってなじみのある既存の旋律(例えば人気のあるオペラのアリアなど)を基にしていたのに対し、この変奏曲では、作曲家自身による主題が用いられている。出版に際して、ベートーヴェンは、「本当に全く新しい手法」を用いた作品であると宣伝した。

おそらくベートーヴェンが主張したかった特徴は、6つの変奏の調性が以下のように3度ずつ下行している点であろう。

主題 :ヘ長調

第1変奏:ニ長調

第2変奏:変ロ長調

第3変奏:ト長調

第4変奏:変ホ長調

第5変奏:ハ短調―ハ長調

第6変奏:ヘ長調

調性とともに、拍子や速度表示も変化されているため、各変奏はそれぞれ異なったキャラクターを見せている。それによって、主題から変奏、変奏から変奏への変化に一瞬とまどいを覚えるかもしれないが、よく聴いてみれば、和声の安定した装飾変奏であることがわかる。

執筆者: 稲田 小絵子

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