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バッハ :トッカータ BWV 910 嬰ヘ短調

Bach, Johann Sebastian:Toccata fis-moll BWV 910

作品概要

作曲年:1707年 
出版年:1837年 
初出版社:Trautwein
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:トッカータ
総演奏時間:12分30秒

解説 (1)

執筆者 : 朝山 奈津子 (372文字)

更新日:2007年7月1日
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トッカータ風導入部とアリオーゾ風アダージョ、「急速に、切り離して Presto e Staccato」と題されるフーガ、レチタティーヴォ風の推移部、そして半音階主題のフーガの4部分から成る。

最初の推移部であるアダージョは、二分の三という古めかしい書き方がされているが、テンポは決してそれほど遅いわけではない。半音階をふんだんに散りばめ、さまざまな調を渡り歩いてゆく。

続いて、全音階を順次下行するだけのフーガ主題は、バッハのものとしては珍しいほどにシンプルだが、きわめて判りやすくエネルギーに満ちている。二つ目の推移部はほとんど同じリズム形を繰り返し用いており、和声進行も短調なため、やや冗長に聞こえる。

最後のフーガは、シャコンヌ風のリズムと半音階で4度下行する主題を持つ。このテーマはまるでラメント・バスのように響き、フーガに哀愁を与えている。

執筆者: 朝山 奈津子

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