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グリンカ :タランテッラ G. vi, 217 イ短調

Glinka, Mikhail Ivanovich:Tarantella a-moll G. vi, 217

作品概要

作曲年:1843年 
出版年:1850年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:タランテラ
総演奏時間:1分20秒

解説 (1)

総説 : 齊藤 紀子 (516文字)

更新日:2007年11月1日
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ロシア人として国際的な評価を得るに至った最初の作曲家と考えられている。また、当時の多くのロシア人作曲家と同様に、貴族の身分で、言わばディレッタントとして音楽に携わるようになった。そして、幾度かイタリアやベルリンにも足を運び、そこで触れた和声法にロシアの音楽の要素を折衷させる方法を模索した。その試行錯誤は、後のロシアの音楽が、グリンカを模範としながら新しい道を切り開いていったことから、ある程度成功していると言えるだろう。この作品は、グリンカが39歳の時、1843年に作曲された。そして、グリンカの友人のブルガーコフ(1812-1862)のアルバムから自筆譜が発見された。ブルガーコフは、グリンカと同様に、言わばディレッタントとして音楽に携わるようになった作曲家である。

タランテッラとは、8分の3拍子ないしは8分の6拍子による南イタリアに起源を持つ舞曲の1種で、躍動的な性格を特徴としている。しかし、グリンカは、このタランテッラを4分の2拍子で書いている。そして、ロシア民謡<牧場に立つ樺の木>をテーマとしている。この曲は、3部形式の形をとっている。中間部では、スラーによるレガートが強調され、ここを挟む両端の部分と対比されている。

執筆者: 齊藤 紀子
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