ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第30番 第1楽章 Op.109
Beethoven, Ludwig van : Sonate für Klavier Nr.30 1.Satz Vivace, ma non troppo
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
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楽譜情報:1件解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(617 文字)
更新日:2025年10月9日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (617 文字)
大変有名なソナタで、演奏される機会も多いソナタです。今回は陥りやすいミスについて話します。
1〜8小節間、見逃しがちなのが、各ユニットに付けられている4分音符で、16分音符と同じ音符になり、この音からは4分音符分と16分音符分の2本の棒が伸びています。故に、これらの音は他よりも音量が大きくなければなりません。あるいは、意識しなければなりません。ここから先、再びテーマが出てくるところは、全てこの2本の棒に注意して下さい。
9〜15小節間、即興的な要素が必要になってくるものの、基本的な拍の認識、テンポの認識、リズムの認識があってこその話になります。わかりにくい場合は、1拍毎に縦線を引いて各拍がどこからどこまでか確認してみましょう。このカデンツは厳格に3拍子を守って下さい。
74〜78小節間、拍を失いやすい場所です。1拍目の4分休符をしっかりと感じて進んで下さい。
長いカデンツの部分は2つあり、1つは9〜15小節間、もう1つは、58〜66小節間ですが、これら2つのカデンツの最後の部分のみに、ritardandoが書かれています。基本的には、1楽章の最後の数小節も決してゆっくりしたりせず、in tempoのまま進んで下さい(多少のテーパーリングは可能です)。
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