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ミヨー :春 第2集 Op.66

Milhaud, Darius:Printemps Deuxieme cahier Op.66

作品概要

作曲年:1919年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:6分00秒

解説 (1)

解説 : 西原 昌樹 (1047文字)

更新日:2020年5月16日
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作品概要

出版年 1921年

初出版社 Sirène (のちMax Eschig)

楽器構成 ピアノソロ

総演奏時間 約5分半(各曲 1分半~2分)

第1集から間をおかずに書かれた第2集でも同傾向の作品が並ぶ。初演は、1920年11月21日、パリの六人組演奏会にてニニーニャ・ヴェロソ=グエラ(Nininha Velloso-Guerra, 1895-1921)によりおこなわれた。レオン・ヴェロソ(作曲家)の娘、オズワルド・グエラ(作曲家)の妻であったニニーニャは現代作品を得意としたピアニストで、ミヨーがブラジル滞在中に出会い家族ぐるみで交流を持った。《春》全6曲のうち3曲までが彼女に献呈されている。作編曲にもすぐれた才のあった彼女は、ミヨーの《男とその欲望》(Op. 48)、弦楽四重奏曲第4番(Op. 46)のピアノ4手用編曲を手がけ、卓越した初見能力を発揮してカンタータ《蕩児の帰郷》(Op. 42)の2台ピアノでの試演に協力するなど、ミヨーの創作活動に深く関与した。本作品の初演の翌年、26歳の彼女の早すぎる死は、ミヨーの青年時代の輝かしい日々に一点の暗い影を落とすこととなった。

「春」は、第1集、第2集ともに、ミヨーのピアノ独奏曲としては弾きやすく、応用段階の後期まで進んでいれば学習者でも無理なく演奏できる。演奏時間も手ごろでとりあげやすい。メカニックな技巧を前面に出す作品ではないかわりに、デリケートな音響と詩的な余韻を表出することで充分に魅力的なレパートリーとなり得よう。多調の処理、弱音とレガートの緻密なコントロール、ポリフォニーの的確な把握がポイントとなる。

第4曲 Doucement (甘く) 8分の6拍子。1919年3月21日、ベルンにて完成。Youra Guller (ピアニスト)への献呈。ユーラ・ギュラーについては、ミヨー《組曲》(Op. 8)の拙稿を参照されたい。

第5曲 Vivement (活発に) 8分の6拍子。1920年1月10日、パリにて完成。Nininha Velloso-Guerra (ピアニスト)への献呈。

第6曲 Calme (しずかに) 4分の2拍子。1920年3月28日、ニースにて完成。Céline Bugnion-Lagouarde(写真家・ピアニスト)への献呈。

執筆者: 西原 昌樹

楽章等 (3)

《やさしく》 Op.66-1

総演奏時間:2分00秒 

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《速く》 Op.66-2

総演奏時間:2分00秒 

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《穏やかに》 Op.66-3

総演奏時間:2分00秒 

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