グリーグ : 民俗生活の情景-ピアノのためのユモレスク Op.19
Grieg, Edvard Hagerup : Folkelivsbilleder - Humoresker for piano Op.19
作品概要
楽曲ID:2706
作曲年:1870年
出版年:1872年
初出版社:Horneman & Erslev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:16分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1870年
出版年:1872年
初出版社:Horneman & Erslev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:16分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
執筆者 : 齊藤 紀子
(496 文字)
更新日:2007年11月1日
[開く]
執筆者 : 齊藤 紀子 (496 文字)
更新日:2007年11月1日
[開く]
1872年に作曲された。3つの曲から構成された曲集である。デンマークのホーネマン社から出版された初版には、「ピアノのためのユモレスク」という副題が付されている(《ユモレスク 作品6》を参照のこと)。
第1曲目の<山の調べ>は、ウン・ポコ・アレグロ→トランクィッロ→プレストと変化するテンポで構成されている。そして、空虚5度で開始する。まず左右のユニゾンで提示されたテーマは、その後、オクターヴに重ねられる。トランクィッロの部分では、左手の分散和音に乗って、同じ音形を繰り返す中声、メロディーが歌われる。その後、このメロディーはカノン風に扱われる。そして、冒頭のユニゾンを回帰した後、コーダに入り、プレストの部分を繰り広げて曲を閉じる。
第2曲目の<婚礼の行列が通り過ぎる>は、タイトルに表されているように、婚礼の行列が遠方から近づいてきて、その後、遠ざかっていく様子が描写されている。メロディーには、装飾音が施され、のどかさを備えた晴れ晴れしい雰囲気を醸し出している。
第3曲目の<謝肉祭より>では、途中に、この曲に先立つ<婚礼の行列が通り過ぎる>を回想するかのような場面が聴かれる。技巧的な終曲。
執筆者:
齊藤 紀子
ピティナ&提携チャンネル動画(0件)
現在視聴できる動画はありません。