ホーム > アルベニス > ラ・ベガ(草原)

アルベニス :ラ・ベガ(草原)

Albeniz, Isaac:La vega

作品概要

作曲年:1897年 
出版年:1910年 
初出版社:Édition mutuelle
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:13分30秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (440文字)

更新日:2007年9月1日
[開く]

ラ・ベガ》は、アルベニスが37歳(1897年)の作品で、パリで完成された。

中期から後期への過渡期の作風を示すこの作品は、《イベリア》ほどとりあげられることは多くないが、《イベリア》にまさるとも劣らない傑作として評価されることが多い。

当初は《アルハンブラ組曲》の第一曲として作曲されていたが、結局第2曲以後はかかれることがなく、独立した作品となった。とはいえ、演奏時間も15分弱の長さがあり、ききごたえは十分である。

タイトルは、“肥沃な草原”の意で、アンダルシアの古都グラナダにある平野をさしている。

楽譜にはアルベニスのパトロンであったイギリスの文人、F・マニー=カウツの詩が記されており、その内容はグラナダを称えるものである。

曲は活気に満ちた踊りのリズムをもったAの主題(アレグロ・ドルチェ)と、哀愁ただようコプラ(唄)のBの主題(トランクィロ・エ・ドルチェ)からなり、A-B-A’-B’-A”-A-コーダの形をとる。

ポルトガルのピアニスト、J・ヴィアナ・ダ・モッタに献呈された。

執筆者: 和田 真由子

楽譜 (0件)