作品概要
解説 (1)
執筆者 : 和田 真由子
(558 文字)
更新日:2007年6月1日
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執筆者 : 和田 真由子 (558 文字)
更新日:2007年6月1日
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《ベルガマスク組曲》に1890年にとりかかった後、その翌年マズルカを一曲書き、その後、若干の隔たりをおいて生み出された作品(作曲1896年、出版1901年)。
まだ初期の彼の音楽的情緒を随所に残しながらも、その後本格的に開花していくドビュッシー独自の語法が見えかくれしており、ちょうど中間の分かれ道のポイントのような役割をしている曲である。《牧神の午後への前奏曲》、管弦楽のための《夜想曲》、《弦楽四重奏曲》などの諸名作がこの作品に先行して作曲されており、また傑作《ペレアスとメリザンド》もこのすぐ後、1902年に初演された。
典型的な組曲の形を表しており、第一曲はド・ロミリー嬢に、第二曲はE・ルアール夫人に、第三曲はG・コロニオに、それぞれ献呈されている。
〔第一曲〕プレリュード
全体的に非常に激しい部分と、Pでレガートで歌う部分の二つの非常に違う性格の部分によって構成されている。軽快な運動感と色彩感が印象的な曲。「力強く、よいリズムで」。
〔第二曲〕サラバンド
サラバンドとは、17、18世紀のヨーロッパで流行したゆるやかな舞曲である。
高貴な雰囲気をもつ曲。「優雅な落着きとゆるやかさをもって」。
〔第三曲〕トッカータ
古典的な構造をもち、「スカルラッティふう」に始まる。初演時にはこれが好評で、繰り返し演奏されたという。
執筆者:
和田 真由子
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