作品概要
楽曲ID:2584
作曲年:1903年
出版年:1904年
初出版社:Belaïev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1903年
出版年:1904年
初出版社:Belaïev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
執筆者 : 齊藤 紀子
(505 文字)
更新日:2008年5月1日
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執筆者 : 齊藤 紀子 (505 文字)
更新日:2008年5月1日
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《4つの前奏曲 作品31》と同じく、1903年にモスクワで作曲され、翌年に出版された。この時期のスクリャービンについては、作品31の項を参照されたい。
第1曲目 嬰へ長調 4分の3拍子 アレグロ
この曲のテクスチュアは、シューマンの《クライスレリアーナ 作品16》の第1曲目を想起させる。冒頭には、フェルマメンテ(断固として)という表記が添えられている。
第2曲目 ニ長調 4分の2拍子 エレヴァート(気高く)
コラール風の荘厳な曲となっている。時折みられる増4度の進行が特徴的である。また、上声の音価には4分音符、スキップのリズム、4分音符による3連音符があり、アゴーギグの微妙な変化を記譜しようとする作曲者の意志が感じられる。
第3曲目 ト長調 4分の2拍子 ラングィード(気だるく)
5対3のポリ・リズムの手法がとられている。この曲のラングィードという表記は、これ以後も度々採用されている。左手が弾く5連音符は、半音階的な音の動きを多用している。
第4曲目 変イ長調 4分の3拍子
僅か16小節のこの曲は、前の曲と異なり、ホモ・リズムを基調としたテクスチュアとなっている。そして、曲全体をfで貫き、この曲集の幕を閉じる。
執筆者:
齊藤 紀子
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スクリャービン ピアノ作品全集4 ケース入り楽譜
(株)春秋社
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