作品概要
楽曲ID:2572
作曲年:1897年
出版年:1898年
初出版社:Belaïev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ポロネーズ
総演奏時間:6分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1897年
出版年:1898年
初出版社:Belaïev
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ポロネーズ
総演奏時間:6分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (2)
解説 : 山本 奈央
(361 文字)
更新日:2023年7月10日
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解説 : 山本 奈央 (361 文字)
更新日:2023年7月10日
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1897年に作曲した《ポロネーズ》作品21は、《ピアノ・ソナタ第2番》作品19、《ピアノ協奏曲》作品20と同時期に完成された。1894年のリサイタル以来、ミトロファン・ベリャーエフによる援助を受け、二度のヨーロッパ演奏旅行を終え、帰国後モスクワ音楽院で金賞を受けた若きピアニスト、ヴェラ・イサコヴィチと出会い、1897年8月に婚約した。この時期に作曲されたものである。《マズルカ》や《ワルツ》、《スケルツォ》などの舞曲を多く作曲したが、《ポロネーズ》という種類はこの一曲のみであった。三部形式で展開される本作品は、オクターブの跳躍とポロネーズのリズム、同音連打から始まり中間部は緩徐楽章のような緩やかで穏やかな前半から叙情的なメロディが後半にてまとめられ、再現部分では左手に冒頭の主題が現れ華々しく展開し、終結へと向かう。
執筆者:
山本 奈央
演奏のヒント : 山本 奈央
(226 文字)
更新日:2023年7月10日
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演奏のヒント : 山本 奈央 (226 文字)
更新日:2023年7月10日
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【演奏のヒント】
冒頭4小節間から登場するオクターブのモチーフ、第5小節目からの主旋律、ポロネーズのリズムによって構成された作品になります。この3つの要素のバランスを考えて演奏しなければなりません。主旋律は音楽が先に進めば進むほど情熱的に技巧的に展開されますが、ポロネーズのリズムは基本的に常に一定を保ちながら動かなければポロネーズの要素が失われてしまいます。特にリズムの裏拍を重くしないこと、旋律につられてリズムの長さを変えないように気をつけましょう。
執筆者:
山本 奈央
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