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ハイドン :ソナタ 第29番 変ホ長調 Hob.XVI:45 op.54-2

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.29 Es-Dur Hob.XVI:45 op.54-2

作品概要

楽曲ID:2520
作曲年:1766年 
出版年:1788年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:17分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:第29番は「ウィーン原典版」の番号 原題は"Divertimento"。

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (504文字)

更新日:2009年7月1日
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1766年作曲。出版は1788年になってからHob.XVI: 44および46と共になされた。この年、ハイドンはエステルハージ侯爵家の楽長へと昇進し、ここから「疾風怒濤Sturm und Drang」と称される創作期が始まるのである。

作品は3つの楽章から成り、すべてソナタ形式をとる。初期作品に含まれていたメヌエット楽章がなくなっているのは、この時期の特徴である。

第1楽章:モデラート、変ホ長調、4/4拍子。ソナタ形式。

主題は、左右の掛け合いを中心とする第1主題と、左手にアルベルティ・バスを配したホモフォニックな第2主題から成る。この伴奏型は展開部でも優位に登場し、楽章をテンポよく進めている。

第2楽章:アンダンテ、変イ長調、3/4拍子。ソナタ形式。

比較的穏やかな緩徐楽章。バランスのとれた構成と充実した内容をもつ。

第3楽章:フィナーレ。アレグロ・ディ・モルト、変ホ長調、3/4拍子。ソナタ形式。

トッカータ的な音型が目立つ快速楽章。十六分音符による慌しいパッセージが多い中、第1主題の八分音符や第2主題の同音反復は、楽章にある程度の重さを与えている。最後の和音はアダージョとなり、落ち着いて作品を締めくくる。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:7分30秒  コンペ課題曲:E級級 ステップレベル:発展1,発展2,発展3,発展4,発展5,展開1,展開2,展開3

解説0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:6分00秒  ステップレベル:発展4,発展5,展開1,展開2,展開3

動画0

解説0

編曲0

第3楽章

総演奏時間:4分00秒  コンペ課題曲:E級級 ステップレベル:発展1,発展2,発展3,発展4,発展5,展開1,展開2,展開3

解説0

編曲0

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