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ハイドン :ソナタ 第30番 Hob.XVI:19 op.53-2 ニ長調

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.30 D-Dur Hob.XVI:19 op.53-2

作品概要

作曲年:1767年 
出版年:1788年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:18分30秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (678文字)

更新日:2009年8月1日
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1767年の作品。Hob.XVI: 18および偽作とされているHob.XVI: 17と共に、1788年に出版された。

この作曲の前年にハイドンはエステルハージ侯爵家の楽長へと昇進し、1770年代初めにかけての意欲的な創作期に入ったところである。

第1楽章:アレグレット、ニ長調、4/4拍子。ソナタ形式。

付点リズムの典雅な響きをもつ第1主題とは対照的に、第2主題は耳につくようなホ音の連続から始まり、やがてアルペジオ伴奏による賑やかな雰囲気へと導く。この同音反復は土台としての安定感と前進力をもたらす一方、展開部で短調に転じたときには不安を煽る効果も担っており、この楽章でとりわけ特徴的な楽想となっている。

第2楽章:アンダンテ、イ長調、3/4拍子。ソナタ形式。

第1主題の高音と第2主題の低音という音域の使い分けが特徴的。再現部は第1主題を省略し、推移部から開始するため、全体として低い音域での温かい音色を活かした緩徐楽章となっている。最後から5小節目のフェルマータがついた和音では、即興的なカデンツァが想定される。

第3楽章:フィナーレ。アレグロ・アッサイ、ニ長調、2/4拍子。変奏的なロンド形式。

主題は左右の手によって交互に音を発し、まるで打楽器のように奏されるのが印象的。それは提示されるたびに変奏され、右手が十六分音符によって主題旋律を彩る。間に挟まれる2つのエピソードはそれぞれニ短調とイ長調。どちらも、高音の明るい主題とは対照的に比較的低音域を使うが、前者の短調はユニゾンで響きの太さを出し、後者の長調は、オクターブのトレモロによって激しさを表している。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:9分00秒 

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第2楽章

総演奏時間:6分30秒 

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第3楽章

総演奏時間:3分00秒 

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その他特記事項
第30番は「ウィーン原典版」の番号 原題は"Divertimento"。