ハイドン : ソナタ 第30番 第2楽章 Hob.XVI:19 op.53-2
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.30 Mov.2 Andante
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:6分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
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楽譜情報:6件解説 (2)
解説 : 稲田 小絵子
(154 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 稲田 小絵子 (154 文字)
第2楽章:アンダンテ、イ長調、3/4拍子。ソナタ形式。
第1主題の高音と第2主題の低音という音域の使い分けが特徴的。再現部は第1主題を省略し、推移部から開始するため、全体として低い音域での温かい音色を活かした緩徐楽章となっている。最後から5小節目のフェルマータがついた和音では、即興的なカデンツァが想定される。
演奏のヒント : 大井 和郎
(456 文字)
更新日:2025年1月26日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (456 文字)
この第2楽章は実に様々な演奏があるのですが、筆者の私見を述べます。
Andanteと書いてあることが重要と考えます。これは実際のメトロノームのテンポでは無く、Andanteに聞こえるように弾くことが重要だと思いますので、聴いていて、あまりにも躍動的だったり、機械的だったり、細かい音符の部分が忙しく聞こえてしまうと、Andanteとは言えないと考えます。
さながらオペラの1シーンと考えます。例えばテノール歌手がいて、18~19小節間のような、16分音符がが続く場面で無理なく歌えるテンポに設定します。
そしてゆっくり聴かせることが出来るテンポが定まったら、歌の部分とオーケストラの部分と分けて考えるようにします。例えば、ソプラノ歌手が1小節目から歌い始め9小節目の1拍目まで歌うとします。ここからオーケストラがtuttiで入ってきて2小節間テーマを演奏します。そして再び11小節目から歌が始まり、15小節目の最後からテノール歌手が登場し、歌い始める というようなアイデアです。
とても平和で優雅なアリアとお考え下さい。
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