ホロヴィッツ :ビゼーのカルメンの主題による変奏曲
Horowitz, Vladimir:Variations on a Theme from Bizet's Carmen
執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (247文字)
ビゼーのオペラ《カルメン》の第2幕冒頭、リリャス・パスティアの酒場でジプシーたちが踊る舞曲と、それに続くカルメンたちの「ジプシーの歌」を主題とした、華麗な変奏曲。活動初期にヴァイオリンのミルシテインとロシアを演奏旅行していた際、レパートリーの1つであったサラサーテの《カルメン幻想曲》に触発されて作曲した。このホロヴィッツのヴィルトゥオージティーを存分に発揮するこの曲は、彼のアンコールピースとしてしばしば演奏され、聴衆を熱狂させた。
約20年ずつの間隔で3つの異なるヴァージョンを録音している。
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