ラフマニノフ :エチュード(練習曲) 「音の絵」 第1番 Op.39-1 ハ短調

Rakhmaninov, Sergei Vasil'evich:Etudes-tableaux Allegro agitato c-moll Op.39-1

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:3分00秒

解説 (1)

解説 : 山本 明尚 (210文字)

更新日:2020年1月23日
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荒々しい曲調の練習曲。無窮動的な造作ながら幅広い音程の跳躍を要求する右手と、うねるような、シンコペーションを含んだ律動を刻む左手オクターブが絶え間ない力動感を生み出している。また、拍子の変更や不規則なフレーズ構造(たとえば最初の楽節は5小節からなる)は聞き手の無意識の期待を裏切り、強い情動を表現する。中間部では調を転々としながら、右手の頭拍のスタッカートと左手内声部による二つの旋律が、緩やかに下行する分散和音を描く。

執筆者: 山本 明尚