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タイユフェール :最初の偉業

Tailleferre, Germaine:Premières prouesses

作品概要

作曲年:1910年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:4分10秒

解説 (1)

解説 : 西原 昌樹 (1024文字)

更新日:2019年9月3日
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作品概要

出版年 1910年

初出版社 Jobert

楽器構成 1台4手

総演奏時間 4分30秒(各曲40~60秒)

18歳の年に書かれ同年に出版。タイユフェールの記念すべき初出版の作品となった。ケル

ヴェゲン家の二人の令嬢(Marie et Thèrèse de Kerveguen)への献呈。子ども向きの平易

な書法の中にも、メロディ、和声、対位法処理に抜群のセンスが光り、大器の片鱗を見せ

る。18歳で《3つの無窮動》を書いたプーランク、15歳で歌曲を出版したオーリックに並

び、タイユフェールもまた早熟の才気に恵まれた若者であった。当時在学していたパリ音

楽院では優秀な成績を収めながらも、確執のあった実父の目をはばかり、母と姉の協力を

得て隠れるように通学していたことを後年述懐している。

本作品の出版譜には作曲者として “G. Tailleferre” と表記された。私見では、1910年時点の

この表記は、実名タイユフェス(Taillefesse)をぼかし、19世紀までの女性作曲家の多く

がそうしたように女性であることを明らかにしないためのペンネームにすぎなかったので

はないかと推測する。出版譜に “Germaine Tailleferre” がフルネームで登場するのは、実父

との死別を経て第一次大戦後に発表された《野外遊戯》(2台ピアノ、1919年)まで待た

ねばならない。アイデンティティがペンネームに一致したという点で、《野外遊戯》を真

の出世作ととらえることもできよう。

《4手のためのやさしい小品》(Pièces faciles à 4 mains)との副題があり、導入から基礎

段階の学習者同士で無理なくとりくめる。両パートの連携もこまやかに配慮され、アンサ

ンブル入門として学習上大きなメリットが期待できる。曲想の変化と全体のまとまりもよ

いため、日常のレッスンから本格的なコンサートまで用途の幅は広い。《初めてのおてが

ら》のほかに《最初の偉業》《最初のお手柄》など複数の邦題がみられる。

第1曲 Pas trop vite(速すぎずに)、4分の4拍子、ハ長調。

第2曲 モデラート、4分の4拍子、ト長調。

第3曲 アレグレット、4分の3拍子、イ短調。

第4曲 アレグロ・ノン・トロッポ、4分の2拍子、ヘ長調。

第5曲 A poco lento(少し遅く)、4分の3拍子、ニ短調。半終止で第6曲に続く。

第6曲 Con moto(動きをもって)、8分の6拍子、ト長調。

執筆者: 西原 昌樹

楽章等 (6)

第1番

作曲年:1910  総演奏時間:0分40秒 

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第2番

作曲年:1910  総演奏時間:0分50秒 

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第3番

作曲年:1910  総演奏時間:0分40秒 

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第4番

作曲年:1910  総演奏時間:0分40秒 

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第5番

作曲年:1910  総演奏時間:0分50秒 

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第6番

作曲年:1910  総演奏時間:0分30秒 

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