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プーランク :ワルツ(《六人組アルバム》より) FP.17 ハ長調

Poulenc, Francis:Valse C-Dur FP.17

作品概要

作曲年:1919年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:2分00秒
著作権:保護期間中

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (789文字)

更新日:2018年3月12日
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《六人組アルバム》は、「フランス六人組」による作品として知られる2作のうちの一つである。とはいえ、この作品は六人組のメンバーが、当初から「六人組」による作品として企画したわけではない。1919年8月、作曲家のルイ・デュレは、ダリウス・ミヨーに宛て、「楽譜出版社のドメのために、ピアノのための短い曲を書く気はあるかい?彼らは、僕たち全員の作品をアルファベット順に並べた作品集を出版したがっているのだけれど」と手紙を送った。話を受けたミヨーは、この計画について親友のアルチュール・オネゲルに話し、その際、計画に参加すると見込んだ作曲家仲間6人の名前を挙げた。この6名が、1920年から「六人組」として認知されることになる、ミヨー、オネゲル、デュレ、ジョルジュ・オーリック、ジェルメーヌ・タイユフェール、そしてプーランクである。  作曲家の姓のアルファベット順に作品を並べる、という趣旨のため、プーランクは5曲目を担当し、1919年7月に「ワルツ」を仕上げた。《六人組アルバム》としての楽譜は1920年にドメ社から出版されているが、のちにピースでも販売されている。また、プーランクは1932年に作品をオーケストラ用に編曲している。作品は、プーランクの友人のピアニストで、母方の週末の家があったノジャン=シュル=マルヌ在住のミシェリーヌ・スーレに献呈された。初演に関しては、六人組メンバーが定期的にコンサートを行っていたユイゲンス・ホールにて、1919年に行われたと考えられている。  演奏時間は2分にも満たない短い作品で、ハ長調のI-Vの和音進行を三拍子で繰り返す上で旋律が奏される、単純な構成による。しかし、非和声音の装飾音をぶつけたり、解決しない導音のロ音や、嬰へ音を主題旋律に混ぜたりするなど、のちのプーランクの音楽にも登場する、調性音楽の枠内に納まろうとしない傾向が見られる。

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