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プーランク :「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ ハ長調

Poulenc, Francis:Capriccio d'apres le final du 'Le bal masque' C-Dur

作品概要

楽曲ID:1476
作曲年:1932年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:カプリス
総演奏時間:4分30秒
著作権:保護期間中

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (298文字)

更新日:2008年6月1日
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1932年に作曲された作品。《2台ピアノのためのカプリッチョ》(1952年)、《ヴァイオリンとピアノのためのバガテル》(1932年)、ピアノ・ソロのための《カプリース ハ長調》と同様に、《仮面舞踏会》を基に編み出された。《仮面舞踏会》は、マックス・ジャコブの詩によるバリトンと室内オーケストラのための世俗カンタータである。

曲の冒頭から、陽気で能天気でさえあるステップを思わせる印象的な音楽が始まる。一方、ビト・ピウ・レントとなる部分は、どこかドビュッシー《子供の領分》の<ゴリウォークのケークウォーク>を想起させるメロディーをもつ。全体的に、長音程と短音程の対比がこの曲の雰囲気に寄与している。

執筆者: 齊藤 紀子
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