プーランク :散歩

Poulenc, Francis:Promenades

作品概要

作曲年:1920年 
出版年:1923年 
初出版社:Chester
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:16分00秒

解説 (1)

執筆者 : 永井 玉藻 (838文字)

更新日:2018年3月12日
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1921年の夏に作曲されたピアノ小曲集。1923年にイギリスのチェスター社から出版され、1952年に改訂されている。  1920年代前半は、プーランクにとって作曲活動が最も盛んだった時期の一つで、歌曲集《マックス・ジャコブの4つの詩》(FP 22)やコクトーによる『ロメオとジュリエット』のための音楽《ファンファーレのエスキス》(FP 25)など、次々と新しい作品が発表されていった。一方でこの時期は、プーランクが自分自身の語法といえるものを探り続けていたころでもある。彼が受けた生涯唯一の作曲レッスンは、シャルル・ケクランのもとで1921年から始まり、1925年まで中断を挟みながら続いた。また、当時のプーランクは、同世代や近い世代の作曲家からの影響も非常に多く受けていた。作曲家にとって、20年代前半は、その後の音楽作りを支えるための、最後の「学習期」だったと言えるだろう。  《散歩》は10曲の1〜2分ほどの短い作品から構成されており、それぞれの曲には「どのような手段での散歩か」を示すタイトルが付いている。そのため、「徒歩で」の(1曲目)のほか、伝統的な乗り物の「馬で」(3曲目)、「船で」(4曲目)、「車で」(7曲目)、「自転車で」(9曲目)、「共同馬車で」(10曲目)があり、さらに20世紀らしく、「自動車で」(2曲目)、「飛行機で」(5曲目)、「バスで」(6曲目)「鉄道で」(8曲目)といった新しい交通手段も見られる。これらの乗り物に合わせて曲の早さが変わるだけでなく、音域の幅にも違いが見られる。ウィルフレッド・メラーズが、曲集に登場する複合和声の響きにラヴェル、多調・変拍子にストラヴィンスキーの影響を見て取ったように、1930年代以降の作品に色濃く現れるプーランクの特徴的な書法は、この《散歩》ではどちらかというと控えめである。とはいえ、作曲家が好んで用いた短7の和音の響きが聴かれたり、形式的な構造が保たれていたりする点には、のちの語法的特徴を見出せる。

執筆者: 永井 玉藻

楽章等 (10)

足で

総演奏時間:1分30秒 

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バイクで

総演奏時間:1分00秒 

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馬で

総演奏時間:1分00秒 

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船で

総演奏時間:1分30秒 

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飛行機で

総演奏時間:3分00秒 

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バスで

総演奏時間:1分30秒 

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車で

総演奏時間:2分00秒 

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鉄道で

総演奏時間:1分00秒 

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自転車で

総演奏時間:1分00秒 

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乗り合い馬車で

総演奏時間:2分30秒 

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