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モーツァルト :グルックの歌劇《思いがけない巡り会い》(または《メッカの巡礼》)の「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 K.455 ト長調

Mozart, Wolfgang Amadeus:10 Variationen über 'Unser dummer Pobel meint' aus der Oper 'Die Pilgrimme von Mecca' von Gluck G-Dur K.455

作品概要

作曲年:1784年 
出版年:1785年 
初出版社:Torricella
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:変奏曲
総演奏時間:13分00秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (245文字)

更新日:2007年12月1日
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1784年にヴィーンで作曲された。この変奏曲のテーマは、「a-b-a」の楽句構造を持つ。トリルによる保続音楽特徴的な第6変奏、左右の手の交差が特徴的な第8変奏等、多様な変奏が次々と顔を見せる。とりわけ、前の変奏からカデンツァのような挿入楽句により橋渡しをされる第9変奏が描く美しい曲線、大規模な最終変奏が、この作品を規模の大きな変奏曲に仕立てている。モーツァルトは、この曲全体の最後で、既に他の変奏曲でも用いているテーマを回想させる手法を発展させ、再現した後にやや手を加えた形で示している。

執筆者: 齊藤 紀子