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ファリャ : 火祭りの踊り

Falla, Manuel : Danza ritual del fuego

作品概要

作曲年:1914年 
出版年:1921年 

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:リダクション/アレンジメント
総演奏時間:4分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (494文字)

更新日:2007年12月1日
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ファリャは、1914年、ジプシー系女性舞踏家のパストーラ・インペリオからの依頼をうけて、舞台音楽《恋の魔術師》にとりかかり、1915年に完成させた。しかし初演が不評におわったため、ファリャはこれを改作し、1916年に再発表した。ピアノ用の編曲は、1921年に出版された。

〈火祭りの踊り〉はバレエ《恋の魔術師》の中の一曲であり、全曲中、最も人気が高い。華やかな効果が高く、単独で演奏されることも多い。

《恋の魔術師》の大筋は、以下のとおり。

未亡人カンデラスが、恋をするが、亡き夫の亡霊がこれに嫉妬し、邪魔しようとする。そこで、カンデラスは、友人ルシアにこの亡き夫の霊を誘惑させ、その間に自分の恋を成就させた。

〈火祭りの踊り〉は、悪魔払いの際の音楽である。燃えさかる炎の前で、カンデラスは激しく踊り、悪魔払いの儀式を行う。

4分の2拍子。アレグロ・マ・ノン・トロッポ。

2拍子の活気にみちた伴奏にのせて、呪術的旋律がうたわれる。ちろちろと揺れながら燃えさかっていくトリルの炎が、曲の怪しげな雰囲気をより盛り上げている。とり憑かれたように踊り狂い、高まっていくクライマックスは劇的で、演奏効果も高い。

執筆者: 和田 真由子

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