ファリャ 1876-1946 Falla, Manuel
解説:樋口 愛 (360文字)
更新日:2007年10月1日
解説:樋口 愛 (360文字)
1876年カディスに生まれる。ピアニスト、作曲家。1890年マドリードでホセ・トラゴにピアノを師事。後、マドリード音楽院に入学し、優秀な成績を残した。フェリーぺ・ペドレルに作曲を師事。スペイン民族音楽を学ぶ。1907年からパリに渡り、ドビュシー、ラヴェル、デュカスと交友関係を結び、彼らから印象主義の影響を受けた。その代表的な作品が、1911年から1915年の間に手がけたピアノと管弦楽のための交響的印象《スペインの庭園の夜》やバレエ音楽《恋は魔術師》《三角帽子》である。作風はスペイン民族主義と印象主義を上手く融合させ、リムスキー=コルサコフの交響的色彩の影響を受けて作曲されている。1921年頃から室内オペラや《クラブサン協奏曲》を手がける。これらの作品はストラヴィンスキーの新古典主義の影響があると認められている。
作品(21)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (2)
ピアノ独奏曲 (11)
セレナード (2)
種々の作品 (4)
ピアノ合奏曲 (1)
リダクション/アレンジメント (1)
その他 (1)