チュルニョーニス :2つの小品 Op.6
Ciurlionis, Mikalojus Konstantinas:Two Pieces Op.6
執筆者 : 和田 真由子 (305文字)
1901年に作曲された以下の2曲から成る。
1.前奏曲 嬰ヘ長調「夕べの鐘」/No.1 Prelude Fis-dur:交響詩《森の中で》を作曲した直後に書かれた。嬰ヘ長調の柔らかい雰囲気の中で旋律が穏やかに奏でられる。やがてきこえてくるCisの音は、曲の最後で厚みのある鐘の音色がきこえるまで一貫してうちならされる。演奏所要時間は約2分30秒。
2.夜想曲 嬰ハ短調/No.2 Nocturn cis-moll:一晩で書き上げられた。やや艶っぽい雰囲気から始まる。中間部ではCis-durで民俗的な旋律が爽快に歌われ、それが中断した瞬間、嵐のような経過部を経て再び、冒頭の旋律が再現される。演奏所要時間は約3分。
前奏曲
調:嬰ヘ長調 総演奏時間:2分30秒
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夜想曲
調:嬰ハ短調 総演奏時間:3分00秒