メンデルスゾーン : 3つの幻想曲、またはカプリス Op.16 U 70-72
Mendelssohn, Felix : 3 Fantaisies ou caprices Op.16 U 70-72
作品概要
作曲年:1829年
出版年:1829年
初出版社:Mechetti, Vienne
献呈先:Anne Taylor bzw. Carl klingemann/Honora Taylor bzw. Carl klingemann/Susan Taylor bzw. Carl klingemann
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:11分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:※第2曲「スケルツォ」の音源は修正すべき点が見つかりましたため、いったん配信停止しました。(2014/1 ピティナ・ピアノ曲事典編集部)
解説 (1)
執筆者 : 和田 真由子
(581 文字)
更新日:2007年9月1日
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執筆者 : 和田 真由子 (581 文字)
原題《3 Fantaisies ou caprices》の解釈にはさまざまな説があるが、基本的には第1曲が幻想曲、第2曲がスケルツォ、第3曲が奇想曲(カプリス)とされている。
1829年、メンデルスゾーンがはじめてイギリスを旅行した時にかかれたもので、滞在先のテイラー家の3人の姉妹(アン、ホノリア、スーザン)にそれぞれが献呈された。
1.イ短調 / op.16-1 a moll
開始部と、終結部は、4分の4拍子、イ短調、アンダンテ・コン・モート。3度の音程が多く用いられ、憂いを帯びた旋律がしっとりと奏でられる。それと対照的に中間部はイ長調、アレグロ・ヴィヴァーチェ、8分の6拍子。軽快かつ優雅なリズムにのせて、旋律がうたわれる。
2.ホ短調「スケルツォ」 / op.16-2 e moll 'Scherzo'
冒頭部や、曲の途中で、ファンファーレが印象的にひびく。その響きに興奮を高めつつ、主題がスタッカートで軽快に奏される。中間部は、分散和音によって、華やかな雰囲気を増してゆく。再現部の後には、ホ長調のコーダをもち、カデンツァ風に曲をしめくくる。
3.ホ長調 / op.16-3 E dur
50小節に満たない小曲。伴奏の合間をぬって、やわらかな旋律が無言歌風に歌われていく。曲調があまり変化しないので、音の微妙な動きや、デュナーミクによって、歌を美しくきかせたい。
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