メンデルスゾーン:無言歌集 第7巻

Mendelssohn, Felix:Lieder ohne Worte Heft 7 Op.85

作品概要

作曲年:1834年 
出版年:1850年 

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:無言歌(ロマンス)
総演奏時間:12分30秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (902文字)

更新日:2007年7月1日
[開く]

ワーグナーが「第一級の風景画家」と言ったように、メンデルスゾーンは情景描写や標題音楽の作曲において才能を発揮している。

この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーンは心象風景や感情描写までも、表現した。歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要だろう。

メンデルスゾーンが活躍したこの時期、ブルジョアジーの家庭を中心に、ピアノが教養として普及した。そのため、家庭で気楽に弾ける作品が多く作られたが、この《無言歌集》もその一つである。

《無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり、生前に出版されたのは、第6集までである。第7集は、1851年、第8集は1867年に出版された。1832年、第1集を出版したときには、メンデルスゾーンは、《ピアノのためのメロディー》と記しており、《無言歌集》の名称をもつようになったのは1835年に第2集を出版してからのことであった。

標題をもっているものが多いが、作曲者自身によってつけられたものはわずかである。実際、メンデルスゾーンは標題をつけることによって、音楽的な想像力が限定されることを嫌っていたようだ。

第7巻

この6曲中、メンデルスゾーン自身が標題をつけたものはなく、また人々によって語られた標題で、彼が認めたものもない。よって次の6曲はすべて、出版時に第3者によってつけられたものである。

1.ヘ長調「夢想」 / op.85-1 (1850)

アルペッジョ風の分散和音を、やわらかく、なめらかに奏する。

2.イ短調「別れ」 / op.85-2 (1834)

ソプラノとバスが10度の音程で開始し、空虚な響きをつくりあげている。曲は後半で抑揚をみせる。旋律と低音部の動きをよくあわせて奏する。

3.変ホ長調「狂乱」 / op.85-3 (1850)

4.ニ長調「悲歌」 / op.85-4 (1845)

分散音形による伴奏声部がアルト声部に置かれる。

バスは、和声の支えをうけもち、ソプラノの対旋律にもなっている。

5.イ長調「帰還」 / op.85-5 (1845)

6.変ロ長調「旅人の歌」 / op.85-6 (1841)

執筆者: 和田 真由子

楽章等

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

ピティナのYoutubeチャンネル(0)

現在視聴できる動画はありません。