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ベートーヴェン :ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の「ヴィガノのメヌエット」の主題による12の変奏曲 WoO.68

Beethoven, Ludwig van:12 Variationen über das Thema "Menuett a la Vigano" aus dem Ballett "Le nozze disturbate" von J.Haibel WoO.68

作品概要

作曲年:1795年 
出版年:1796年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:変奏曲
総演奏時間:14分00秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (343文字)

更新日:2008年7月1日
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1795年、ヴィーンに来て最初のピアノ変奏曲。ヤコブ・ハイベル(1762-1826)のバレエより。彼はヴィーン出身の歌手・作曲家であり、モーツァルトの妻コンスタンツェの妹と結婚した。また、ヴィガノとは、当時の有名舞踏家の名である。

タイトルにはメヌエットとあるが、なぜか4/4拍子の陽気な主題で始まる。3拍子が登場するのは、ようやく最終変奏になってからである。しかしそれもアレグロという速度であり、しかも次第に十六分音符によってリズムが埋もれてゆくのである。いずれにしてもメヌエットとは言いがたいところにベートーヴェンのユーモアを感じる。

変奏では、左右の掛け合いがよくみられる。また第10変奏では右手が左手と交差して低音域を奏するなど、聴衆を意識したサービス精神がうかがわれる作品である。

執筆者: 稲田 小絵子
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