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デュティユー :ピアノ・ソナタ

Dutilleux, Henri:Sonate pour piano

作品概要

楽曲ID:98
作曲年:1948年 
出版年:1949年 
初出版社:Durand
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:25分00秒
著作権:保護期間中

解説 (2)

総説 : 平野 貴俊 (544文字)

更新日:2018年3月12日
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アンリ・デュティユーのピアノ曲のうち最も規模が大きく、演奏頻度の多い作品。フルートとピアノのための《ソナチネ》(1943)など管楽器の小品と並んで、最も広く普及したデュティユーの作品である。音楽大学の試験やコンクールといった教育の場においても、20世紀ピアノ作品の重要なレパートリーとして位置づけられてきた。 1938年にカンタータ《王の指環》でローマ賞大賞を獲得するなど、デュティユーは1930年代から作曲家として活躍していた。しかし彼にとっての「作品1」は、1947年に書かれたこの《ピアノ・ソナタ》であり、この作品をもって自身の様式が確立されたとデュティユーは考えていた。

3楽章からなり、伝統的なソナタ形式にもとづく。単独で演奏されることも多い第3楽章「コラールと変奏」の構成は、デュティユーによれば、ソナタの原理に拠っている。作品を支配する明確な調性は存在しないものの、嬰へ音や変ニ音が核として機能することで、比較的安定した調性感が与えられている。デュティユー夫人となったピアニスト、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ Geneviève Joy(1919~2009)に献呈され、1948年4月30日、国民音楽協会の演奏会(パリ)でジョワによって初演、1949年にデュラン社から出版された。

執筆者: 平野 貴俊

楽曲分析 : 平野 貴俊 (2110文字)

更新日:2018年3月12日
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楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:7分30秒 

解説0

楽譜0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:6分30秒 

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編曲0

第3楽章 「コラールと変奏」

総演奏時間:11分00秒 

解説0

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楽譜

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