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シューマン :クララ・ヴィークの主題による10の即興曲 Op.5

Schumann, Robert:10 Impromptus über ein Thema von Clara Wieck Op.5

作品概要

作曲年:1833年 
出版年:1833年 
初出版社:Hofmeister
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:即興曲
総演奏時間:16分00秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (352文字)

更新日:2010年1月1日
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クララ=ヴィークは、後にロベルト・アレクサンダー・シューマンの妻となる女性で、ピアニスト、作曲家として知られる。この即興曲は、彼女の作曲した素朴なモティーフを冒頭の右手に置き、そこに、シューマン自身が習作である未完の交響曲ト短調のフィナーレにも用いたC-F-G-Cというフレーズを低音に配置した第1曲で開始され、続く10曲の変奏曲の形式を採っている。変奏の主題となるのはクララのメロディーだったり、シューマンによる四つの音のフレーズだったりと様々で、即興的に曲は進む。曲の冒頭はかなり単純に書かれているが、徐々に複雑となり、ちょっと弾きにくいパッセージを沢山用いて、中々の難曲になっている。そのためか、現在では殆ど演奏される機会がない。作曲年は1832年、翌年には若干の手直しをした改訂版が完成している。