ベートーヴェン :第1番 第2楽章
Beethoven, Ludwig van:WoO.47-1 mov.2
解説 : 鐵 百合奈 (227文字)
変ロ長調、4分の2拍子。緩徐楽章。
主要主題には第1楽章の冒頭の動機(付点リズムのアウフタクトが4度上行するモチーフ)が用いられているため、楽章間に統一感がもたらされている。副主題は第13小節よりテノールの音域で奏される。展開部は第31~36小節のわずか6小節間で、左手の装飾的なパッセージに導かれて再現部に至る。再現部では副主題も主調で回帰しているため旋律はアルトの音域となっており、提示の時よりも柔和な表情である。
小林 仁:アンダンテ (ピアノ・ソナタ WoO.47より/原曲:L.v.ベートーヴェン)
[CBJ 2020]ベートーヴェン:選帝侯ソナタ第1番(ソナチネ第1番)WoO 47-1 第2楽章
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