サティ : 「星の息子」への前奏曲
Satie, Erik : Troi Preludes du "Fils des Etoiles" Wagnerie Koldeenne du Sar Peladan
作品概要
楽曲ID:621
作曲年:1892年
出版年:1896年
初出版社:Baudoux
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:11分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1892年
出版年:1896年
初出版社:Baudoux
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:11分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
執筆者 : 樋口 愛
(515 文字)
更新日:2007年11月1日
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執筆者 : 樋口 愛 (515 文字)
更新日:2007年11月1日
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1892年、デュラン=リュエルの画廊で当時サティが所属していたペラダンの薔薇十字会絵画サロンが開かれ、そこでぺラダンの演劇『星たちの息子』を上演するにあたり、劇中音楽をまかされた。そして彼はフルートとハープのための3つの前奏曲を作曲。「サール・ペラダンのワーグナーふう占星術」と曲に添えられているが、ペラダンがワーグナーに魅了されていたことがわかる。これをピアノ曲にして遺されたのが『《星たちの息子》への前奏曲』である。
1.天職 / No.1 "La Vocation" 装飾的主題―カルデアの夜
2.奥義伝授 / No.2 "L'Initiation" 装飾的主題―大寺院の地下の大広間
3.秘儀 / No.3 "L'Incantatio” 装飾的主題―パテシ・ゴンデアの宮殿のテラス
第一幕への前奏曲:天職は、4つの同じ上行形の形が深い4度和声の響きで8回繰り返され、次第に細か分解(3連音のモティーフなど)されるが、最後には最初の和音の響きに戻る。構成は、A-B-C-D-B-Cの流れである。
第二幕への前奏曲:入信は、静かに3度と4度の和声の響きが十回続き、3連音が現れる。構成の流れは、A- B-C-B-Cである。
執筆者:
樋口 愛
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全音ピアノライブラリー サティ ピアノ作品集 第1巻
(株)全音楽譜出版社
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