ホーム > 中田 喜直 > 日本の四季

中田 喜直 :日本の四季

Nakada, Yoshinao:Piano Suite “The Four Seasons of Japan” for four hands

作品概要

作曲年:1977年 
出版年:1979年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (2)

解説 : 須藤 英子 (509文字)

更新日:2018年4月21日
[開く]

《日本の四季》は、6曲から成るピアノ連弾 作品である。1977年、児玉邦夫・幸子夫妻に よって委嘱、初演された。難解な現代音楽に疑 問を持っていた中田が、美しく楽しい現代の音 楽を目指し、日本人に馴染み深い歌曲や唱歌を 随所に挿入しながら作曲した。連弾ならではの 幅広い表現を生かし、日本の繊細な四季の変化 が、ダイナミックに描かれている。

1. 春がきて、桜が咲いて(約3分)

《さくら横丁》、《春が来た》、《早春賦》が挿 入され、可憐な春が描かれる。

2. 五月晴れと富士山(約3分)

 爽快な五月晴れが朗々と歌われ、最後に《富士山》が現れる。

 3. 長い雨の日と、やがて夏に(約3分)

憂鬱な梅雨の後、次第に光が増し《夏の思い出》に到達する。

 

4. さわやかな夏とむしあつい夏と(約3分)

爽やかな《夏は来ぬ》の後、蒸し暑さと台風 が一気に季節を変える。

5. 初秋から秋へ(約2分)《小さい秋みつけた》が秋の訪れを告げ、《もみじ》、《まっかな秋》が朗らかに歌われる。

6. 冬がきて雪が降りはじめ、氷の世界に、や がて春の日差しが (6分) 

凍てつく雪が《雪のふる街を》と共に描写された後、次第に春が戻ってくる。

執筆者: 須藤 英子

About work(s) : 須藤 英子 (1430文字)

更新日:2018年4月21日
[開く]