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バッハ :前奏曲 ハ短調 BWV 999

Bach, Johann Sebastian:Praeludium c-moll BWV 999

作品概要

楽曲ID:4834
作曲年:1720年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:6件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (494文字)

更新日:2023年11月20日
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演奏にあたり、多くの選択肢を迫られる曲です。もともとはリュートの為に書かれたもので、現在はピアノやギターでも演奏されます。ところが楽器によって、その特性から、テンポは異なってきます。ではピアノで弾く場合はどうしたらよいのかというお話になります。

曲そのものは、和音をアルペジオに分散させたものが1~2小節ずつ進行します。平均律曲集第1巻の1番のプレリュードと同じです。結果、和音に直してその和音のみを次々に弾いてみることで、分散させた時よりも遙かに進行が解りやすくなります(例:CEsG→CFAs→HDF etc)。奏者はその和音の性格や、音の高さ等、前後関係も鑑み、強弱を決定していく事で曲となります。ここまでは良いのですが、問題はテンポになります。

リュートで弾く場合、かなりゆっくりのテンポになり、ギターはやや速く、ピアノは最も速く演奏出来ます。ピアノで弾くからにはピアノの特性を活かす事が大切なのですが、この曲はテンポによってかなり性格が異なってきます。

最終的には奏者の判断に委ねますが、感傷的にゆっくり弾くか、生き生きと速く弾くか、等、自分の思うテンポや雰囲気を選んでみてください。

執筆者: 大井 和郎