ホーム > ピアノ曲事典 > 矢代 秋雄 > 荒武者の踊り

矢代 秋雄 :荒武者の踊り

Yashiro, Akio:Danse des guerriers

作品概要

作曲年:1949年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (2)

解説 : 仲辻 真帆 (504文字)

更新日:2018年4月24日
[開く]

『世界大音楽全集 器楽篇 第33巻 日本 ピアノ曲集1』 (音楽之友社、1957年)の最後に 収録されている作品が《荒武者の踊り》である。 《荒武者の踊り》は、舞踊劇『吉田御殿』の うちの1曲。 『吉田御殿』は、 蘆原英了が手掛け、1946年に上演された作品である。2代目・花柳 寿美の委嘱を受けて作曲された《荒武者の踊り》 は、もともと管弦楽作品であったが、作曲者自身の編曲でピアノ用の楽譜も書かれた。

この作品は、一度聴くと、ふとした拍子に旋律が口をついて出てくるほど強烈な印象を残す。全体に生命力がみなぎっており、とりわけ シ・ファ♯を軸とした主題部分の音とリズムからは土の匂いが感じられる。中間部では、3連符や16分音符、半音階、5連符などを繰り出しながら、緊張感を高めてゆく。そして70小節目から主題の再現が始まると、オクターヴを重ねた最初の音型が爆発的に打ち鳴らされる。 ここではffによる演奏となり、なんといってもグリッサンドが差し挟まれることで特徴的な主題をいっそう迫力あるものにしている。しかし曲はまだ終わらない。ここから和音の厚みも増し、音量とともに速度も加速し、末広がりの終曲となる。

執筆者: 仲辻 真帆

About composer : 仲辻 真帆 (1256文字)

更新日:2018年4月24日
[開く]
現在視聴できる動画はありません。  

楽譜

楽譜一覧 (0)

現在楽譜は登録されておりません。