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三善 晃 :ピアノ連弾組曲 「音の手帳」

Miyoshi, Akira:Cahier sonore

作品概要

楽曲ID:4547
作曲年:1985年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:9分00秒
著作権:保護期間中

解説 (2)

解説 : 須藤 英子 (492文字)

更新日:2018年4月25日
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《音の手帳》は、5曲から成る連弾組曲である。1985年、東芝EMIの委嘱により、同社の教材レコードのために作曲された。三善が幼い頃に、モーツァルトやシューベルトの作品から 得た連弾の喜びが託されている。それは、1台のピアノが自分と自分以外の手によって、一つの生き物となって音響を呼吸し始める不思議さと感動であったという。

プレリュード(約2分)

Primoの右手によるどこか懐かしい主題が、 他の3手に支えられて展開されていく。3部形式。

パスピエ(約1分半)

 軽快な2拍子の中で、溌溂としたStaccato Accentuareのテーマが繰り返されていく。途中のlegatoとの対比が鮮やかだ。

ロマンス(約2分半)

8分の6拍子のたゆたうリズムに乗って、美しい主題が息長く歌われる。途中夢見るような中間部を挟む、3部形式。

クーラント(約1分)

8分の12拍子の流れの中で、どこかユーモラスに曲が展開する。3部形式+終結部。

フィナーレ(約2分)

Primoの急速な3連符とSecondoのシャープな半音階に始まる、3部形式。息をのむような二人のやりとりが、連弾の醍醐味を感じさせる。

執筆者: 須藤 英子

About work(s) : 須藤 英子 (1233文字)

更新日:2018年4月25日
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楽章等 (5)

プレリュード

総演奏時間:2分00秒 

解説0

編曲0

パスピエ

総演奏時間:1分20秒 

解説0

編曲0

ロマンス

総演奏時間:2分40秒 

解説0

編曲0

クーラント

総演奏時間:1分10秒 

解説0

編曲0

フィナーレ

総演奏時間:1分50秒 

解説0

編曲0

楽譜